2010/12/23

プロが教える年末の大掃除で使えるしつこい汚れを落とす4つの方法

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人に貸している物件があるのですが、入居者さんが退去すると次に貸す時までに新品同様に現状回復しないといけません。

壁紙やフローリングなどを入れ替え、最後に大掃除をします。
掃除といっても結構大変なので、いつもプロのハウスクリーニング業者さんに頼んでいるのですが、

今回は、その業者さんに教わったプロのテクニックを個人的に目からウロコだったものを厳選してメモしたいと思います。



テクニックの前に、基礎的な教えを。



  1. 喚起とゴム手袋、マスクすることを必ず守る。
  2. きれいになっている場所を掃除しない
  3. 外せるものは外して掃除
  4. 光るものは必ず光らせる
  5. お掃除の仕上げは「左手に湿った雑巾・右手に乾いた雑巾」


目次

  1. 風呂場のカビを除去する方法
  2. 汚れより匂いを消すトイレのお掃除
  3. サッシ窓を綺麗にする方法
  4. 最後はキッチンの換気扇・レンジの掃除とシンクのヌルッとした汚れ落とし





風呂場のカビを除去する方法


なんといってもお風呂場のカビですよね。諦めていませんか?
この方法なら完全除去できます。


どうするか。
洗剤やブラシでこするだけでは根本的なカビの除去にはなりません。
カビ取り剤などの漂白剤を使用することが最も有効です。

漂白剤を選ぶときに注意するのは、「次亜塩素酸ナトリウム」と書かれたものを購入することです。しかも、数値が高いもの。一般家庭なら「カビキラー」で大丈夫でしょう。


漂白剤で浴室の壁面を洗浄するときは必ず下から上へ向かって洗って下さい。
強力な洗剤の液垂れにより線状のムラがつくのを防ぐためです。 
カビ取り剤を塗布後、1時間放置して水で流すと大抵のカビはきれいに除去されるそうです。





鬼のようなカビの場合は違う方法でします。

桶の裏とか、壁の隙間など、何年も放置しているカビに対しては上記方法では到底適いません。
そこで、このやり方で除去します。
まず、漂白剤を原液でそこへ噴射するかハケで塗ります。それからサランラップで密封して一日放置します。
そして、原液を長時間かけて浸透させたものを次の日に洗い流すと。
大体はとれているそうです。


あと、ポイントとして浴室にある鏡の裏なんか凄いことになっているので、一度はずして除去した方が繁殖を防げると言っていました。



さてさて、上記方法で除去したからって「ほっ」としてませんか?甘いですよ。

カビというのは、また良い環境になればすぐに繁殖しますので予防が必要です。
カビ取り剤による洗浄後、再びカビを発生しにくくするためには、消毒用アルコールによる殺菌処理を行います。薬局などで「消毒用エタノール」が手に入りますので、それで十分だそうです。


これで風呂場のカビは、次亜塩素酸ナトリウムの高いカビ取り剤と消毒用エタノールで完璧です。









汚れより匂いを消すトイレのお掃除方法


市販されているトイレ用洗剤を使います。
ただ、便器というのは平らではなく洋式の場合とりわけカーブが多いので、噴射してゴシゴシブラシで擦るだけではこと足りません。
洗剤を便器に浸透させる必要がありますので、テッシュを洗剤で濡らし便器をパックする感じでペタペタと貼り付けていきます。
それで30分くらい放置しあとは流すときれいになるという作戦です。



便器の外側に関しては、予想以上に尿が飛び散っていますので、さっと拭いた後には消毒用エタノールで消毒することをおすすめします。
あと、意外に気が付かないのはトイレの壁紙の匂いです。
これも尿が飛び散っていますので、エタノール消毒で清潔にしておくとよいそうです。



それから、尿石といって長年放置している便器にみられるものなのですが、こうなるとプロでも洗剤ではお手上げらしく、コテでガシガシと削ると言ってました。




ベタですが、一般家庭ならこの二つで十分です。







サッシ窓を綺麗にする方法


サッシ窓は掃除の結果が直接反映されやすい部分なので、ある程度のテクニックが必要です。
プロの場合は、基本取り外してから洗うそうです。



サッシのレール溝はまず掃除機をかけてゴミやホコリを除去します。 そして、洗剤と水を用いて、ブラシまたはドライバーの先にタオルを巻きつけて溝の泥類を除去するように掃除します。

普通の洗剤では落ちないひどい汚れがある場合は、ベンジーやシンナーなどの溶剤を布に浸して擦り取ります。 これでも取れない場合は、細かい研磨剤入りのペースト洗剤とスポンジ・パッドなどを使って落とします。






窓ガラスの場合は簡単で、水洗いしてスクイジーを使って拭き取れば綺麗になります。






網戸も簡単で、洗濯に使う洗剤を水で薄め、ぞうきんで水洗いしてから網戸専用ブラシで拭き取ればOKです。








最後はキッチンの換気扇・レンジの掃除とシンクのヌルッとした汚れ落とし


最大の汚れの蓄積場所である換気扇・レンジから始めます。方法は「つけ置き洗い法」が最良です。

使用する洗剤は、油汚れに効果を発揮する「アルカリ性洗剤」(マジックリンや油汚れ用クリーナー)です。






まず、モーター・電気部以外のファンやフィルター金具、ネジ類をすべて外します。大きなプラスチック製の箱か、水止めできるシンク、又はシンクにポリ袋を広げ水(できれば40度くらいのお湯がベスト)を張ります。 

水(お湯)の分量に対し洗剤を注いで洗剤水溶液を作りますが、洗剤の濃度は通常50~100倍で使用するようにできています。 ここで最も注意が必要なのは、塗装した金属の場合、アルカリ性洗剤により塗装が剥げる場合がありますので、濃度の調節が必要です。

つけ置きは1~2時間程行い、浮いた汚れをスポンジかパッドにより水溶液の中に落とします。 大抵の汚れは落ちるはずですが、汚れが残った場合には、洗剤をスプレーしスポンジ・ブラシ等ですばやくこすり落とします。最後によく水洗いを行い、乾かします。


つけ置き洗いができないフードまわりの汚れですが、先ほどトイレで使ったテッシュで染み込ませる方法ですると良いとのことです。






それと、次に流し台、シンクのヌメりをとる方法です。
そもそもこのヌルっとした正体なんだと思います?実はカビなんですって。知らなかったですよね。
ですので、ここでまた活躍するのがカビキラー。







お風呂場と同じく、カビキラーとエタノール消毒でカビを除去すれば完璧というわけです。







以上。教わった事でしたヽ(=´▽`=)ノ



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