2010/12/28

知らないと損する内容を理解し長期記憶する読書の仕方

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読んだ本の内容をちゃんと理解し、記憶してますか?

本を読み終わり、数時間後には内容の半分を忘れ、次の日になると90%以上を忘れる。以前のぼくはそうでした。
しかし、自己流ですがこの方法をするようになってからは記憶の定着が格段によくなったと感じています。

今日は、そんな内容を理解し長期間記憶する読書法をメモしたいと思います。





前提条件


本といってもジャンルがあります。
今日紹介する方法は、漫画や小説、雑誌、古典など一字一句噛み締めて楽しむ分類の書籍は対象外となります。

ではなく、ノンフィクション本。
科学や経済学、心理学、ビジネス書、その他専門書や新書といったものに適応されます。


つまり、情報収集の一環として読書をする場合のみ効果を発揮するということです。
とりわけ論理構成がしっかりしているもの、もくじを読んだだけで何が言いたいか分かるもの、そんな本はやりやすいです。
自己啓発本とかマニュアル本とかではないのであしからず。



あと、ある程度の専門知識は必要だと思います。
というのも、今まで読んだことないのに、いきなりこの方法で医学書なんて読んでも理解するのに時間はかかるはそもそも理解できないわで意味不明ですよね。
ですので、ある程度の知識がある前提というのが必要というわけです。



準備


ざっくりと方法を言いますと、紙に要約をまとめながら読んでいくことをします。

なので、必要なものは


  1. 紙。ノートではなく、平べったい大きいプリント。A3ぐらい
  2. ペン。そして好きな人は色ペン
  3. ブックスタンド。これは良いのと悪いのとの差が激しいので注意して選んでくださいね。新書みたいな小さいのは、ブックストッパー。



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読み方



1. まず、本の序文とあとがき、もくじを読みます。
時間をかけてじっくりと読んで下さい。
論理的に構成されている書籍の場合、これだけで内容のほとんどを理解できるときがあります。


2. 次に、タイトルをググって書評をいくつか読みます。
バイアスや先入観が入るデメリットはありますが、全体像をはっきりと捉えることができるので初心者の方はぜひやった方がいいと思います。あと、ぼくはその本の内容に苦痛を感じてきたら、モチベーションを立て直す為に書評を読んだりもします。ってまぁ、苦痛を感じた時点で読むのをやめますが。


3. 次にプリント用紙を一枚用意してどうするかを決めます。
というのも、本によって書き方が異なってくるからで、たとえば、重要キーワードを中心に書いてマインドマップみたいに関連づけていく方法や、分厚い専門書なんかだと章ごとに分けてから記入していったりします。それと、大事なことは紙とペンを使う事です。PCと比べても柔軟性が違いますから。


4. 章のはじめと終わりを重点的に読む。
まず章のはじめでここでは何が言いたいかを理解します。そして、いきなり結論までとびおわりを読んで答えを理解します。それから内部に迫るとより俯瞰(ふかん)して読むことができます。


5. 「つまり」「ようするに」「したがって」「まとめると」などの接続詞の次の文章を重点的に読む。
これらの言葉の後というのは、いままでの要約をしている場合が多いので理解するうえでは重要なキーワードになるはずです。


6. アウトプットを意識して読む

これが一番大事です。
というよりも、これがないと僕は読めません。活字中毒みたいな人にとったらいらないと思いますが、読書を情報収集として読むぼくとしてはたとえば、ブログに書くとか、人に話すとかという意識のもと読まないと全くモチベーションが続かないしワクワクしないのです。
ですので、これは誰かに話したい内容だ、とかこうすればブログで書くときに書きやすいなという事を考えながらプリント用紙にとっていくのです。




まとめをアウトプットする


間違いなくやってください。
というよりも、誰かに話したり、ブログに書いたりするために本を読むというくらいのインセンティブでやってください。
言い換えると、誰かに話したくない内容や、ブログに書いてもつまんない内容の場合は、もうその本は読まずに次の本にシフトするということです。
読書はアウトプットする余興にすぎないといっても過言ではない。
目的のない読書は苦痛の何者でもないのです。

今はしていませんが、これに加え、ブログに書いたものを自分で音読して録音したものを耳で聞いたりしていました。
今はめんどくさくてしていませんが、それくらいアウトプットが重要ということです。


あと、アウトプット目的の読書法のメリットとして


  1. 俯瞰して読める。
  2. 速く読める。
  3. 理解して読める。
  4. 眠たくならない。


というのがあります。


  1. 全体を把握しながら、上から見下ろす感じで本が読める爽快感を味わえます。本を小バカにする感じでしょうか。頭ごなしに疑問やあげ足をとったれと思いながら読めるようになればレベルが上がっている証左です。
  2. 内容が薄いところは飛ばせるので、速く読めるメリットもあります。
  3. 言うまでもなく、ダラダラ読むより集中しますので理解できます。
  4. これが全く眠たくならないのですよ。ワクワクしながら読むってほんと大事だと思います。






注意事項


冒頭でもいいましたが、この方法は本の種類によって、そして内容によって活用できるものとできないものに別れます。たとえノンフィクション本だったとしても、適応されないものは沢山ありますし、そもそも娯楽としてノンフィクション本を読む方にはまったくもって意味をなしません。

僕も、半分は理解→記憶のために読んでいますが、もう半分は娯楽のため、つまり単純にゲームする感覚で読んでいます。



最後にもう一つ、この方法をやったとしても半年もすれば、数ヶ月すれば忘れるじゃないかと言う方がいますが、いやいや大量に本を読んでからものを言ってください。血肉となり無意識レベルで脳内には残っています。

何かの決断、判断しなければならない時やアイディア、企画を考えるときに、ぬぬぬっと浮き出てきますから。
これがあるからこそ、やめられないんですよ読書は。ぜひそうゆう体験をしてみてください。




今年中には、ゆきらんで今年のベスト本を勝手にランキングしたいと思います。^・ω・)/




書きました!
今年読んで得したと思ったノンフィクション本ランキング10









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